在仏日本人相手の取引(その1)
在仏日本人としては聞き捨てならない話を聞いた。あんまりムカつくので、ここに書くことにする。書くついでにcas pratique(想定問答のようなこと)をしてみる。突っ込み、茶々入れ、大歓迎。
(これに該当する日本人を知っている、などという話には、個人的には興味がありません。念のため。)
聞いた話というのは、だいたい以下のとおり。
日本で商売しているAさん(明記する必要はないかもしれないけど日本人)が、フランスの会社で作られている製品を日本に輸入して販売することにした。ついては、フランス在住の日本人Bさんを知っているので、Bさんの力を借りることにした。Bさんは、数年前にフランス人と結婚して、フランス国内での就労許可のある滞在許可を持っているという。
Bさんがフランスで起業することには問題ないというので、Aさんは輸入したい製品の製造元C社とのコンタクトのため、Bさんに仲介してもらうことにした。AさんがBさん宛に製品の購入代金と仲介手数料(および各種実費)を払い、BさんはAさんの注文の品をC社から購入してAさんに送る、という構図である。
さて、AさんがBさんに依頼した品は間違いなく送られて来たが、AさんがBさんに支払った金額についての請求書、領収証の類が一向に送られてこない。支払いの明細の証拠がないので、Aさん側の会計に支障が出る。AさんはBさんに領収証を発行するよう何度もメールで督促したが、Bさんからの返答はない。
BさんがC社の対応窓口になってくれているはずなのに、C社からの見積書はAさん宛になっていた。それだけでなく、見積書に書かれた金額はAさんがBさんに購入代金として支払った金額よりも低い。それに加えて、BさんがAさんの名を使ってフランス国内で取引をしていることが分かった。AさんはBさんとの件をきっちり清算しようと考えた。
なお、AさんとBさんは旧知の仲であり、AさんはBさんのことを信用して、Bさんの起業についての確認をしていなかった。ところが、Bさんは営業許可に類するものは持っていないらしいことが分かってきた。また、Aさん・Bさん間で契約書にサインするということもしなかった。(過ぎてしまったことをどうこう言っても仕方がないので、この点へのコメントはここではやめておく。)
この話にはいくつかの問題点があるので、ひとつずつ検討してみよう。
いちばん緊急度が高いのは、Bさんの領収証の問題。それから、BさんがAさんの名をかたって取引をしている問題。それと、緊急度はあまり高くないけれど、無認可営業の問題。
続く。
| 固定リンク

コメント